世界有数の家電機器メーカーが金属部品生産向け完全ラインソリューションに投資  

Miele 社グループは、世界有数の高品質家電機器メーカーとして、業界の一機関のような存在です。1899 年の創業以来、同社は世界 100 ヵ国以上に向け製品を販売。合計 14 の製造拠点を有しています。同グループ最大の工場はチェコ共和国ウニチョフにあります。ここに AP&T が参入します。 

2017 年、Miele 社は、ウニチョフ工場で製造している食器洗浄機と乾燥機の金属部品成型に向けた新しい機器への投資を決定しました。 

AP&T 社には Miele 社やその他家電機器メーカーへの供給実績の長い歴史があり、今回の調達が結実しました。Miele 社の製造拠点には、AP&T 社が 1990 年代に設置した完全稼働機器も含まれます。

2018 年以降、AP&T の6基プレス機装備の完全自動タンデムラインは、チェコ共和国の Miele 工場で稼働を続けています。

完全自動タンデムライン

今回の課題は、可能な限り多くの台数のプレス機を備えた完全自動タンデムラインの構築と搬入です。 

「組立ライン向け金属部品の生産量拡大のため、当社は新しいプレスラインへの投資を決定した。AP&T 社は、自動搬入機を含む、完全ラインソリューションを適正価格で提供してくれた。」と、Miele 社(ウニチョフ)のロバート・ルプリッチ(Robert Ruprich)氏は述べています。 

完全ソリューション

「私たちの One Responsible Partner® としての役割には、完全プレス機、自動搬入機および制御システムソリューションの開発があった。また、今回の事業中にはメンテナンスと予備品供給も含まれていた。」と、AP&T 社セールス マネージャのスロウィミル・グラゴウィスキ(Slawomir Grabowski)氏は述べています。 

ライン自体は、AP&T 社の標準部品で構成されるものです。6基ある油圧式プレス機の中で1つは、プレス力が630トンあり、他の5基は250トンに及びます。自動搬入機は AP&T の SpeedFeeder プログラムによるプレスロボットで構成されます。AP&T 最新世代の制御システムでは、ユーザーにやさしい LOGOS インターフェイスを利用することで、プロセス制御を処理します。 

「この他、ラインには、独自の自動金型交換機と保管ソリューションが装備されている。「すべて総合すると、非常に合理的で効果的かつ徹底したプロセスが生み出され、高品質なサービスで、長期的に高レベルの稼働率と生産性が実現できる。」と、AP&T 社のテクニカルセールスマネージャ ロジャー・フレレンダー(Roger Frölander)氏は述べています。 
 

 

タンデムラインの自動搬送機は、AP&T 社の SpeedFeeder プログラムによるプレスロボットで構成されています。
AP&T 社の 6基のプレスラインは、ウニチョフ工場で製造される食器洗浄機や乾燥機向けの金属部品生産拡大を可能にしました。

コラボレーションの成功

6基プレスラインは、2018年末に計画どおり設置され、以降、順調に稼働しています。 

「全体的にみて、私たちは、AP&T 社とのコラボレーションに満足している。プロジェクト終了時点の試運転フェーズでは、AP&T 社は最大の課題 – サイクルタイムパフォーマンスを成功裏に完結させた。」と、ロジャー・ルプリッチ(Robert Ruprich)氏。

「この取引では、家電機器業界で One Responsible Partner® として、AP&T の主要メーカーの地位を強化する形となり、私たちは誇りに思う。」と、AP&T 社のロジャー・フレレンダー(Roger Frölander)氏。

2021年4月

Miele (ウニチョフ)に関するファクト

  • Miele グループ国際生産ネットワーク最大の生産工場。
  • 回転式乾燥機、食器洗浄機および洗濯機の製造。
  • 従業員数 2.000 人以上。
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